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RESEARCH / 2026.10.02

今週のAIニュース(9/26〜10/2)|3日で3社が新しいAIを出し、料金が横並びになりました

9月28日から30日の3日で、Anthropic、OpenAI、Googleが新しいAIを出しました。自社のシステムに組み込んで使うときの料金も、3社でそろいました。読み込ませる文章が100万トークンで2ドル、AIが書く文章が100万トークンで10ドルです。トークンは、AIが文章の量を数える単位です。ただしGoogleのこの値段は導入期間のあいだだけで、そのあとは2倍になります。中小企業の仕事に関わるものを5本選び、何が変わるかを書きます。

AnthropicがClaude Sonnet 5.5を出しました(9月28日)

Anthropicは、Claudeの新しい型、Sonnet 5.5を出しました。前のSonnet 5より30%以上速く文章を書き、1つの仕事あたりの費用は最大30%下がると発表しています。得意なのは、範囲がはっきりした毎日の仕事です。発表では、バグの直しと、仕上がった文書やスライドや表を作ることを挙げています。Claudeのアプリと、開発に使うClaude Codeで使えます。Amazon Web Services、Google Cloud、Microsoft Azureからも使えます。

今週(9月26日〜10月2日)に出たもの9月28日AnthropicClaude Sonnet 5.59月29日OpenAIGPT-6.1 Sol9月29日OpenAIdots9月30日GoogleGeminiの「スキル」9月30日GoogleGemini 4 Argon
3日のあいだに、3社が新しいAIを出しました。

仕事で変わるのは、毎日の決まった仕事を任せる費用です。たとえば、会議の資料をまとめたり、届いた問い合わせを整理したり、表を作り直したりする仕事です。量が多いほど、安くなった分が効きます。むずかしい判断が要る仕事には、上の型のOpus 5.5を使います。私たちは、社内の資料づくりと記事の下書きにClaudeを毎日使っています。

OpenAIがGPT-6.1 Solを出しました(9月29日)

OpenAIは、開発者を集めた催しDevDayで、GPT-6.1 Solを出しました。いちばん上の型GPT-6 Astraに近い力を、その5分の1の料金で使えるようにしたと説明しています。9月29日から、ChatGPTの有料プランの利用者が使えます。Plus、Pro、Business、Enterprise、Eduが対象です。使える場所は、仕事用のChatGPT Workと、プログラムを書かせるCodexです。自社のシステムに組み込む場合は、読み込み100万トークンで2ドル、書き出し100万トークンで10ドルです。この値段は、1回に渡す文章が27万2千トークンまでの場合です。

仕事で変わるのは、ChatGPTに任せられる仕事の重さです。いまのプランのまま、新しい型を選べます。追加の料金のことは、発表に書かれていません。ふだんのChatGPTの画面で選べるようになる日も、書かれていません。

OpenAIが、動き続ける代理役「dots」を出しました(9月29日)

OpenAIは、同じDevDayで、dotsという代理役を出しました。公式の発表では、つないだアプリと、自分専用のクラウド上のパソコンを持って動き続ける代理役だと説明しています。9月29日から、ChatGPTのウェブ、スマホ、パソコンのアプリに順に届きます。まずProの利用者が対象で、欧州経済領域、スイス、英国は外れています。BusinessとEnterpriseにも、試用版として届きます。

仕事で変わるのは、頼んだあと、人が見ていなくても進む仕事が出てくることです。たとえば、毎月の請求の控えを集めて一覧にする仕事を預けておき、できた一覧を受け取る使い方が考えられます。複数のdotsをまとめて動かすことは、これから先の予定だと発表に書かれています。

GoogleがGeminiの「スキル」を出しました(9月30日)

Googleは、Geminiに「スキル」を入れると発表しました。スキルは、くり返し使う指示を保存しておくもので、いまのGemsを置き換えます。Gemsと違うところは、1回の指示の中でいくつものスキルを重ねられることです。発表では、毎週のお知らせを書くスキルと、会社の表記の決まりのスキルを重ねる例を挙げています。対象は、Google WorkspaceのBusinessとEnterpriseのプランです。どちらもStarter、Standard、Plusで使えます。Workspaceでは10月5日に始まり、Geminiのアプリでは10月13日に始まります。全部に行き渡るのは11月中旬です。

仕事で変わるのは、社内の書き方や段取りを、人の頭の中から出して置いておけることです。見積もりの出し方、問い合わせへの返事の形、報告書の体裁を、それぞれスキルにしておけば、必要なものだけを選んで重ねられます。いまGemsを使っている会社は、スキルへの移し替えが要ります。

GoogleがGemini 4 Argonを出しました(9月30日)

Googleは、新しいいちばん上のAI、Gemini 4 Argonを出しました。手順の長い仕事を、途中で切れずに考え続けられるようにした型です。発表では、ソフトウェアの開発、法務や財務のような専門の仕事、サイバー攻撃からの防御を挙げています。一度に書ける文章の上限は、6万4千トークンから100万トークンに増えました。料金は導入期間のあいだ、読み込み100万トークンで2ドル、書き出し100万トークンで10ドルです。導入期間が終わると、4ドルと20ドルになります。

仕事で変わるのは、もう少し先です。いま使えるのは、Googleが選んだ防御の専門家の集まり(Fairwind Program)に限られます。Googleは、有料でAPIを使っている会社と、Google AI Ultraの加入者から順に広げると書いています。GeminiのアプリやGoogle Workspaceで使えるとは、発表に書かれていません。

私たちも9月24日に、Geminiの4つの型に同じ記事を書かせ、仕上がった20本を採点して1つを選びました。ところが翌日、別のページで試したら、文の長さがそろいすぎると分かって、使うのをやめました。料金が3社で並んだので、どれを使うかは、自分の仕事で試して決めることになります。試すときは、2種類以上の文章で確かめてください。

確かめた出所

  1. Anthropic/Claude Sonnet 5.5 の発表(2026年9月28日) 出所を見る
  2. OpenAI(開発者向けの公式の告知)/DevDay 2026 announcements and developer resources(2026年9月29日) 出所を見る
  3. OpenAI(開発者向けの公式の更新の記録)/GPT-6.1 Sol の追加と料金、Agents API のパソコン操作、Ultrafast(2026年9月29日) 出所を見る
  4. OpenAI(公式アカウントの告知)/GPT-6.1 Sol を Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu の利用者が ChatGPT Work と Codex で使えるようになった知らせ(2026年9月29日) 出所を見る
  5. Google/Gemini 4 Argon の発表(2026年9月30日) 出所を見る
  6. Google Workspace Updates/Introducing skills in the Gemini app and Workspace, plus what's next for Gems(2026年9月30日) 出所を見る

ドラフトがAIを仕事に組み込む仕組み(COMPANY BRAIN)を見る