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RESEARCH / 2026.10.10

今週のAIニュース(10/3〜10/9)|ChatGPTのAIがGPT-6に替わり、無料プランでも使えるようになりました

ChatGPTのAIが、GPT-6に替わりました。有料プランは10月7日から、無料プランは10月8日からです。同じ10月7日に、AnthropicはClaudeでいちばん小さい型のClaude Haiku 5.5を出しました。使う費用は、前の型より平均で約75%下がりました。ほかに、Googleのエージェント、Copilotの更新、AI導入補助金の要件の変更がありました。

OpenAIが、ChatGPTのAIをGPT-6に替えました(10月7日)

OpenAIは、ChatGPTで使うAIをGPT-6に替えました。10月7日に、Plus・Pro・Business・EnterpriseのプランでGPT-6 Solへの切り替えが始まりました。10月8日からは、FreeとGoのプランでもGPT-6 Lunaへの切り替えが始まっています。替わったのは、ふだん質問に使うChatの画面だけです。仕事用のWorkと、プログラムを書かせるCodexのAIは、これまでと同じです。

今週(10月3日〜10月9日)の発表日付発表元中身10月6日MicrosoftCopilotの更新10月7日OpenAIChatGPTがGPT-6に10月7日AnthropicClaude Haiku 5.510月7日中小企業庁補助金の採択結果10月9日GoogleGeminiエージェント10月9日補助金の事務局第7次から要件が変わる
10月6日から9日までの4日間に、AIと補助金の発表が6つありました。

答えの返し方も変わりました。文章のほかに、図や押せるボタン、その場で動かせる小さな道具を混ぜて返します。OpenAIは、この返し方をIntelligent UIと呼んでいます。ウェブ検索が要る質問では、答え始めるまでの時間が平均で44%短くなりました。前のGPT-5.6の同じ設定と比べた、OpenAIの数字です。

いまのプランのまま、新しいAIに替わります。追加の料金については、発表に書かれていません。ただし、同じGPT-6でも、Plus以上のプランとFree・Goでは型が違います。社内で「ChatGPTでこれができた」と聞いたら、どのプランでの話かを確かめてください。OpenAIによると、ChatGPTを毎週使う人は12億人を超えています。今回の切り替えは、その全員が対象です。

Anthropicが、いちばん安い型のClaude Haiku 5.5を出しました(10月7日)

Anthropicは、Claudeでいちばん小さい型のClaude Haiku 5.5を出しました。前の型のHaiku 4.5より、使う費用が平均で約75%下がったと発表しています。1回のやりとりが10万トークンまでなら90%、それを超えると50%安くなります。トークンは、AIが文章の量を数える単位です。自社のシステムに組み込んで使う場合、10万トークンまでの料金は、読み込ませる文章が100万トークンあたり0.10ドルです。AIが書く文章は、100万トークンあたり0.50ドルです。10万トークンを超えると、料金は5倍になります。

向いている仕事として、Anthropicは要約や仕分け、データベースへの問い合わせを挙げています。長いやりとりを短くまとめ直す仕事も入っています。どこまで考えさせるかを、5段階から選ぶ設定も付きました。安く済ませたい仕事と、よく考えさせたい仕事で、使い分けられます。Amazon Web Services、Google Cloud、Microsoft Azureからも使えます。

安くなるのは、量の多い単純な仕事をAIに任せるときの費用です。届いた問い合わせの仕分けや、長い議事録の要約、日報から一覧をつくる仕事が当てはまります。費用が合わずに見送っていた仕事があれば、この料金で計算し直してみてください。同じ日に、Anthropicは、有料プランのMaxとTeamで毎月の利用枠を配ると発表しました。Max 5xは月100ドル分、Max 20xは月200ドル分です。Teamは、メンバー全員で最大500ドル分を分け合います。この枠は、Claudeのどの型にも使えます。

Googleが、仕事を任せられるGeminiエージェントを発表しました(10月9日)

Googleは、Gemini at Work 2026という催しで、Geminiエージェントを発表しました。エージェントは、頼まれた仕事を自分で段取りして進めるAIのことです。Googleは「指示ではなく、目的を渡す」と説明しています。目的を受け取ると、Geminiが手順を組み、必要な道具につないで、できあがったものを返します。何時間も何日もかかる仕事は、パソコンを閉じたあとも続きます。1つで足りなければ、Geminiが別のエージェントを増やして仕事を分けます。そのエージェントには、会社のメールアドレスと予定表を持たせることもできます。

どのAIで動かすかも、Geminiが選びます。選ぶ先には、Google自身のGeminiのほかに、AnthropicのClaudeも入っています。業種に合わせた型は、いま金融と法務の試用版があり、政府、医療、小売はこのあとだと書かれています。

料金と、いつから誰が使えるのかは、まだ発表されていません。同じ発表には、使いすぎを防ぐ仕組みも書かれています。かける費用の上限を決めておくと、Geminiはその金額で止まります。

Microsoftが、Copilotの検索から続けて質問できるようにしました(10月6日)

Microsoftは10月6日に、Microsoft 365 Copilotの更新の一覧を出しました。9月22日から10月6日までに配り終えた更新が載っています。Copilotで社内の文書を検索したあと、その結果について続けて質問できるようになりました。結果を要約させたり、文章を書かせたりもできます。検索の画面と質問の画面を行き来しなくて済みます。返ってきた答えは、もう一度答えさせることも、使うAIを替えて答えさせることもできます。WindowsのPowerPointでは、自社の資料づくりの手順に合わせた「スキル」を作れるようになりました。

社内の文書を探すところから、その中身で資料を書くところまでを、Copilotの1つの画面で続けられます。使えるのは、Microsoft 365 Copilotを契約している会社です。自社の画面に出ていなければ、情報システムの担当者に聞いてください。

デジタル化・AI導入補助金の要件が、第7次の公募から変わります(10月9日)

デジタル化・AI導入補助金2026の事務局は10月9日に、第7次の公募から制度を変えると発表しました。令和8年度の地域別最低賃金の改定に合わせて、通常枠の補助率を引き上げる要件と、加点の項目が変わります。通常枠、インボイス枠、セキュリティ対策推進枠では、申請の要件が1つ増えます。非常勤を含む全従業員の、1人当たりの給与支給総額を上げることです。事務局のスケジュールのページでは、いちばん近い締切が10月30日の17時、交付決定の予定が12月10日です。第7次の締切の日は、まだ出ていません。

10月30日の締切で申し込む分は、これまでの決まりのままです。第7次で申し込むと、1人当たりの給与支給総額を上げる要件が加わります。AIの道具を補助金で入れるつもりなら、10月30日に間に合わせるか、第7次に回すかを先に決めてください。

10月7日には、8月25日締切の回の結果も出ました。すべての枠を合わせて、応募した5,398者のうち2,446者が採択されました。

私たちは、記事の下書きと社内の資料づくりに、Claudeを毎日使っています。9月24日には、Geminiの4つの型に同じ記事を書かせて、できた20本を採点し、1つの型を選びました。ところが翌日に別のページで試すと、文の長さがそろいすぎていたので、使うのをやめました。今週出たHaiku 5.5も、料金や点数だけで選ばずに、自社の仕事で何度か試してから決めてください。

確かめた出所

  1. OpenAI(開発者向けの公式の告知)/GPT-6 and Intelligent UI in ChatGPT(2026年10月7日) 出所を見る
  2. OpenAI(開発者向けの公式の告知)/GPT-6 is now rolling out to all ChatGPT users(2026年10月7日) 出所を見る
  3. Anthropic/Introducing Claude Haiku 5.5(2026年10月7日) 出所を見る
  4. Google Cloud/Gemini at Work 2026: Introducing Gemini agent(2026年10月9日) 出所を見る
  5. Microsoft/Release notes for Microsoft 365 Copilot(2026年10月6日の更新) 出所を見る
  6. 中小企業デジタル化・AI導入支援事業事務局/第7次公募回以降における制度変更のお知らせ(2026年10月9日) 出所を見る
  7. 中小企業デジタル化・AI導入支援事業事務局/事業スケジュール(2026年10月9日に確認) 出所を見る
  8. 中小企業庁(ミラサポplus)/デジタル化・AI導入補助金2026の補助事業者を採択(2026年10月7日) 出所を見る

ドラフトがAIを仕事に組み込んでいる仕組み(COMPANY BRAIN)を見る